JFT-Basicとは?試験の基本情報

JFT-Basic(Japan Foundation Test for Basic Japanese)は、国際交流基金が実施する日本語基礎テストです。主に特定技能1号の在留資格を取得する際に必要となる日本語能力の証明として活用されています。

項目内容
正式名称国際交流基金日本語基礎テスト
実施機関独立行政法人国際交流基金
対象者特定技能1号を目指す外国人
試験形式CBT(コンピューター方式)
試験時間約60分
問題数約60問
合格基準総合得点が基準点(200点)以上
受験料国・地域により異なる(日本国内:7,000円程度)

試験日程と申込方法

JFT-Basicは年間を通じてほぼ毎月実施されています。CBT方式のため、従来の紙試験と比べて受験機会が多いのが特徴です。

日本国内の受験

日本国内では、47都道府県のテストセンターで受験可能です。試験日は各テストセンターによって異なりますが、月に複数回実施されている会場も多くあります。

海外での受験

フィリピン、インドネシア、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、ネパール、モンゴル、スリランカ、バングラデシュなど、主要な送出し国で実施されています。

申込方法

国際交流基金の公式サイトからオンラインで申し込みます。受験者アカウントを作成し、希望する試験日・会場を選択して申し込みを行います。

試験内容とレベル・難易度

JFT-Basicは、日本での日常生活に必要な基本的な日本語能力を測定する試験です。JLPT(日本語能力試験)N4〜N5相当のレベルとされています。

出題セクション

セクション内容問題数
文字と語彙ひらがな・カタカナの読み、基本的な語彙約15問
会話と表現日常会話の理解、適切な表現の選択約15問
読解短い文章の内容理解約15問
聴解日常的な場面での会話聴取約15問
ポイント:JFT-BasicはJLPT N4程度の日本語力があれば十分合格可能です。日常生活で使う表現や語彙が中心なので、実用的な日本語学習が効果的です。

おすすめ教材と勉強法

JFT-Basicの合格に向けて、効果的な教材と勉強法を紹介します。

公式教材

市販教材

効果的な勉強法

  1. 「いろどり」で日常場面の日本語表現を学ぶ
  2. 公式サンプル問題で試験形式に慣れる
  3. リスニング練習を毎日30分行う
  4. 生活場面(買い物、病院、役所等)での会話を練習する

過去問・サンプル問題の活用法

JFT-Basicは過去問が公式に公開されていませんが、国際交流基金がサンプル問題を提供しています。

公式サンプル問題

国際交流基金の公式サイトで、各セクション(文字と語彙、会話と表現、読解、聴解)のサンプル問題が公開されています。実際の試験と同じCBT形式で体験できるため、試験前に必ず取り組みましょう。

サンプル問題の効果的な活用法

  1. 時間を計って解く:本番と同じ時間配分で練習する
  2. 間違えた問題を分析:苦手分野を把握して重点的に対策する
  3. 繰り返し解く:出題パターンに慣れることで本番での正答率が上がる
注意:インターネット上で「JFT-Basic 過去問」として出回っている問題の中には非公式なものもあります。学習には公式サンプル問題と「いろどり」を中心に使用することをおすすめします。

合格率と合格のコツ

JFT-Basicの合格率は公式には公表されていませんが、各国の受験者データから推計するとおおむね50〜70%程度とされています。

合格のための5つのコツ

コツ具体的な対策
1. 聴解対策を重視音声教材で毎日リスニング練習。日本のテレビやラジオも活用
2. 生活語彙を優先的に覚える買い物、交通、病院、職場で使う単語を集中学習
3. CBT形式に慣れる公式サンプルでPC操作に慣れておく
4. 時間配分を意識する1問1分を目安に、わからない問題は後回し
5. 体調管理試験当日にベストコンディションで臨む

よくある質問

Q. JFT-BasicとJLPTの違いは何ですか?

A. JFT-Basicは特定技能ビザ取得のための試験で、CBT方式でほぼ毎月受験可能です。JLPTは年2回(7月・12月)実施の紙試験で、N1〜N5の5段階があります。特定技能にはJFT-Basic合格またはJLPT N4以上が必要です。

Q. JFT-Basicに不合格でも再受験できますか?

A. はい、再受験可能です。受験回数に制限はなく、次の試験日にすぐ再受験できます。CBT方式のため試験日が多く、短期間での再チャレンジが可能です。

Q. JFT-Basicの合格証はどのくらいの期間有効ですか?

A. JFT-Basicの合格証に有効期限はありません。一度合格すれば、特定技能ビザ申請時にいつでも使用できます。

ヒトキワ株式会社

外国人材の採用・定着支援のプロフェッショナル。特定技能、技能実習、技術・人文知識・国際業務など、幅広い在留資格に対応した人材サービスを提供しています。

JFT-Basicの試験対策【分野別攻略法】

JFT-Basicは4つの分野から出題されます。各分野の特徴と効果的な対策法を解説します。

①文字と語彙(配点25%)

ひらがな・カタカナの読み書き、日常生活で使う基本的な漢字(約100字)、挨拶表現や生活語彙が出題されます。毎日10個の新しい単語を覚えることを目標にしましょう。スマートフォンの日本語学習アプリを活用すると効率的です。

②会話と表現(配点25%)

買い物、病院、職場など日常場面での会話を聞き、適切な応答を選ぶ問題です。NHK WORLDの「やさしい日本語」ニュースを毎日聞くことをおすすめします。

③聴解(配点25%)

日常生活や職場での会話を聞き取り、内容を理解する問題です。日本語の音声に慣れることが最も重要です。YouTubeの日本語教育チャンネルやポッドキャストの活用が効果的です。

④読解(配点25%)

標識、案内表示、簡単な説明文などを読んで内容を理解する問題です。日本の標識や案内板の写真を使った問題が多いため、実際の写真教材で練習するのが有効です。

JFT-BasicとJLPT(日本語能力試験)の違い

比較項目JFT-BasicJLPT N4
主催国際交流基金国際交流基金・日本国際教育支援協会
目的特定技能ビザの日本語要件日本語能力の一般的な証明
実施頻度年6回以上(CBT方式)年2回(7月・12月)
受験料約7,000円約6,500円
結果通知約1ヶ月約2ヶ月
特定技能ビザ○(全分野対応)○(N4以上で対応)

特定技能ビザの取得を目的とする場合、JFT-Basicの方が受験機会が多く、結果通知も早いためおすすめです。ただし、長期的なキャリアを考えると、JLPTのN3以上を目指すことで、より幅広い就職機会を得られます。

JFT-Basicの2026年試験スケジュールと申込方法

2026年のJFT-Basicは、CBT(コンピューター方式)で実施されます。海外会場と国内会場の両方で受験可能です。

申込手順

①プロメトリック社のウェブサイトでアカウント作成 → ②受験希望日・会場を選択 → ③受験料を支払い → ④確認メールを受け取り、当日は身分証明書を持参して受験、という流れです。

国内会場は東京、大阪、名古屋、福岡など主要都市に設置されています。海外会場はベトナム、フィリピン、インドネシア、ミャンマー、カンボジアなど12カ国以上で実施されています。

外国人材の採用・定着でお悩みなら

ヒトキワが貴社の外国人材活用を全面サポートいたします

あわせて読みたい