在留カードとは?
見方・記載内容・携帯義務・マイナンバー一体化も解説

目次

  1. 在留カードとは?基本を解説
  2. 在留カードの記載内容と見方
  3. 在留カードの交付対象者と対象外
  4. 在留カードの携帯義務と提示義務
  5. 在留カードの偽造・不正の見分け方
  6. 【2026年6月】マイナンバーカードとの一体化
  7. 在留カードに関する各種手続き
  8. よくある質問

在留カードとは?基本を解説

在留カードとは、日本に中長期間在留する外国人に対して法務大臣(出入国在留管理庁長官)が交付する身分証明書です。そのカードの所持者が、適法に日本に在留する外国人であることを証明する「証明書」としての役割を持っています。

2012年7月の新しい在留管理制度の導入に伴い、それまでの「外国人登録証明書」に代わって交付が開始されました。

項目内容
正式名称在留カード
交付機関出入国在留管理庁
導入時期2012年7月9日
サイズ運転免許証と同じサイズ(ISO/IEC 7810 ID-1)
有効期間在留資格・年齢により異なる(最長7年)
交付場所空港(上陸時)または地方出入国在留管理局
ポイント:在留カードは日本における外国人の「身分証明書」です。運転免許証を持たない外国人にとっては、最も重要な本人確認書類となります。

在留カードの記載内容と見方

在留カードには以下の情報が記載されています。企業の人事担当者は、採用時にこれらの情報を正確に確認することが重要です。

表面の記載事項

記載項目確認ポイント
氏名パスポートと一致しているか
生年月日本人確認に使用
性別本人確認に使用
国籍・地域該当する国籍か
住居地現在の住所と一致しているか
在留資格就労可能な資格か(最重要)
在留期間(満了日)有効期限が切れていないか
就労制限の有無「就労制限なし」「就労不可」「指定書により指定された就労活動のみ可」
在留カード番号12桁の英数字(例:AB12345678CD)

裏面の記載事項

記載項目確認ポイント
住居地記載欄転居時に市区町村が記載
資格外活動許可欄アルバイト許可の有無
在留期間更新等許可申請欄更新申請中であるか
企業担当者必見:採用時に最も重要なのは「在留資格」と「就労制限の有無」です。「就労不可」と記載されている場合、原則として雇用できません(資格外活動許可がある場合を除く)。

在留カードの交付対象者と対象外

在留カードは、日本に中長期間在留する全ての外国人に交付されますが、一部対象外の方がいます。

交付対象者

以下の条件を全て満たす外国人に交付されます。

  • 日本に在留する外国人であること
  • 入管法上の在留資格を持っていること
  • 在留期間が3ヶ月を超えること
  • 以下の「非該当者」に当たらないこと

交付対象外(在留カードが発行されない方)

対象外の区分
「3月」以下の在留期間の方短期滞在(観光ビザ90日以内)
「短期滞在」の在留資格の方観光・親族訪問・商用など
「外交」「公用」の在留資格の方外交官、政府関係者
特別永住者特別永住者証明書が別途交付
在留資格を有しない方不法滞在者

在留カードの携帯義務と提示義務

在留カードに関して、外国人には法律上の義務が課せられています。違反した場合の罰則もあるため、正しく理解しておく必要があります。

携帯義務

16歳以上の中長期在留者は、在留カードを常に携帯する義務があります(入管法第23条第2項)。

項目内容
対象者16歳以上の中長期在留者
義務の内容外出時は常に在留カードを携帯
違反時の罰則20万円以下の罰金

提示義務

入国審査官、入国警備官、警察官等から在留カードの提示を求められた場合、提示する義務があります。

項目内容
提示を求められる場面警察の職務質問、入管の調査など
拒否した場合の罰則1年以下の懲役または20万円以下の罰金
注意:在留カードのコピーでは携帯義務を果たしたことにはなりません。必ず原本を携帯してください。なお、特別永住者には携帯義務はありません。

在留カードの偽造・不正の見分け方

近年、在留カードの偽造が社会問題となっています。企業の採用担当者は、偽造カードを見分けるスキルが求められます。

目視による確認ポイント

確認箇所正規カードの特徴
ホログラムカードを傾けると「MOJ」の文字が浮かび上がる
透かし文字光に透かすと「MOJ」と入っている
色の変化角度によって色が変わる部分がある(緑↔ピンク)
写真カード表面と一体化(貼り付けではない)
ICチップカード内にICチップが埋め込まれている

出入国在留管理庁の照会システム

出入国在留管理庁が提供する「在留カード等番号失効情報照会」を利用すれば、在留カード番号が有効かどうかをオンラインで確認できます。

企業の義務:不法就労者を雇用した場合、事業主にも「不法就労助長罪」が適用され、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科される可能性があります。採用時の在留カード確認は必須です。

【2026年6月】マイナンバーカードとの一体化

2026年6月14日より、在留カードとマイナンバーカードの機能を1枚に統合した「特定在留カード」の運用が開始されます。

特定在留カードとは

項目内容
開始日2026年6月14日
名称特定在留カード等
機能在留カード+マイナンバーカードの機能を一体化
取得任意(強制ではない)
申請先出入国在留管理局

一体化のメリット

  • カード1枚で本人確認:在留カードとマイナンバーカードを別々に持つ必要がなくなる
  • 行政手続きの効率化:マイナポータルでの手続きがスムーズに
  • 健康保険証としても利用可能:医療機関での利用が便利に
  • コンビニでの証明書取得:住民票や印鑑証明の取得が可能に

注意点

特定在留カードへの切り替えは任意です。現在の在留カードは有効期限までそのまま使用できます。強制的に切り替える必要はありません。

企業担当者へ:2026年6月以降、外国人社員から特定在留カードについての質問が増えることが予想されます。制度の概要を把握しておきましょう。

在留カードに関する各種手続き

在留カードに関連する主な手続きをまとめました。

手続き期限届出先詳細記事
在留期間の更新期限の3ヶ月前〜地方出入国在留管理局在留カード更新の必要書類
住所変更変更後14日以内新住所の市区町村在留カードの住所変更
紛失・盗難14日以内地方出入国在留管理局
汚損・毀損速やかに地方出入国在留管理局
在留資格の変更活動変更時地方出入国在留管理局
オンライン申請対象資格のみオンラインシステムオンライン更新ガイド
まとめ:在留カードは外国人が日本で生活するうえで最も重要な書類です。企業も外国人社員の在留カード管理をサポートし、期限切れや届出忘れを防ぎましょう。ヒトキワでは、在留カードに関するあらゆるご相談に対応しています。

よくある質問

Q. 在留カードは常に持ち歩く必要がありますか?

A. はい。16歳以上の中長期在留者は、在留カードの携帯が法律で義務付けられています。違反した場合、20万円以下の罰金が科される可能性があります。なお、特別永住者は携帯義務の対象外です。

Q. 在留カードとマイナンバーカードの一体化はいつからですか?

A. 2026年6月14日から「特定在留カード」として運用開始予定です。ただし切り替えは任意であり、現在の在留カードは有効期限までそのまま使えます。

Q. 在留カード番号が本物かどうか確認する方法はありますか?

A. 出入国在留管理庁の「在留カード等番号失効情報照会」システムで確認できます。在留カード番号を入力するだけで、そのカードが有効かどうかを無料で確認可能です。

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