深夜帯の人件費を大幅削減!24時間営業飲食店のコスト構造改革(株式会社トライポッド様)
こんにちは!グローバル人材紹介事業を展開する株式会社ヒトキワです。
弊社は、日本で働きたい外国の方向けの日本語講座やビジネスマナー講座のサポート、人材不足でお困りの企業様にご紹介やその後のフォローを行なっている急成長中企業です。
実際に弊社を通して外国人スタッフを採用された企業様の事例をご紹介いたします。
深夜帯の人件費を大幅削減!24時間営業飲食店のコスト構造改革

新宿を中心にステーキ業態5店舗・バー事業2店舗の計7店舗を展開する株式会社トライポッド(以下「トライポッド」)様。24時間営業を含む深夜営業店舗での人件費高騰に悩まされていた同社が、ヒトキワ経由でのグローバル人材採用により、大幅なコスト削減と安定したシフト運営を実現されました。
今回は、代表・広川様(以下「広川様」)に「具体的なコスト削減効果」「投資対効果」「収益構造の改善」について、数字を交えて詳しくお話を伺いました。
【課題】深夜帯の人件費が経営を圧迫、時給2,500円の現実
ー まず、グローバル人材採用前の人件費の課題を具体的に教えてください。
広川様:
深夜営業がメインの当社では、人件費が本当にボトルネックになっていました。アルバイト中心の営業をしているので、深夜になるとどうしても1.25倍の割増が発生するんです。
仮に東京都の最低時給で計算したとしても、深夜帯では相当高い金額になります。実際には今、アルバイト市場で2,500円とか出さないと人が来ないんですよ。深夜だからベースが高い上に、そこから1.25倍になるともう爆上がりしちゃって、勝てないんです。
ー 具体的にはどの程度のコストインパクトがあったのでしょうか?
広川様:
ほぼキャバクラ、ガールズバーぐらいの時給になってしまうんですよね。それを複数名で回すとなると、人件費率が異常に高くなってしまい、店舗の収益を大きく圧迫していました。
売上のピークが深夜に来るのに、そのピークタイムの人件費が最も高くなるという、非常に厳しい構造でした。
【解決策】社員雇用への転換で固定費化、コスト予測可能に
ー グローバル人材採用でどのようにコスト構造が変わりましたか?
広川様:
一番大きいのは、アルバイトから社員への転換ですね。固定給で雇用することで、シフトを安定的に組めるようになりましたし、何より人件費の予測が立てやすくなりました。
アルバイトだと時給2,500円×深夜割増1.25倍で、さらに複数人必要だったのが、社員として雇用することで大幅にコストを抑えられています。
ー 具体的なコスト削減効果を教えてください。
広川様:
深夜帯のアルバイト人件費と比較すると、かなりの削減効果が出ています。特に24時間営業の店舗では、この効果が顕著に現れていますね。
固定で人員を確保できるということは、それだけメリットがあるので、シフト的には非常に助かっています。予算も組みやすくなりましたし、何より安定した店舗運営ができるようになりました。
【効果】外国人スタッフのみで店舗運営、さらなるコスト最適化
ー 現在の運営体制とコスト効果はいかがですか?
広川様:
昨日なんて3人の外国人スタッフだけで店舗を回していました。彼らは非常に真面目で向上心が高く、作業もしっかりとこなしてくれます。
調理部門については作業を割とすぐに覚えてくれるので、日本人スタッフと変わらない、むしろそれ以上の生産性を発揮してくれている場面も多いです。
ー 売上面でのインパクトはありましたか?
広川様:
正直に言うと、日本人特有のおもてなしや細かい接客サービスという点では課題もあります。例えば、お客様へのおすすめや追加オーダーの提案などは、まだ難しい部分があります。
ただし、商品力が強ければ、接客に頼らない売上構造を作ることは可能です。実際に当社では、特徴的なハラミというお肉が非常に人気で、リピーターの方も多く、おすすめをしなくても注文していただけています。
【投資対効果】採用コスト0円で実現した構造改革
ー ヒトキワの「紹介料コスト0」のメリットを教えてください。
広川様:
これは本当に画期的でした。普通の人材紹介会社だと、紹介料だけで30-40万円は取りますし、一番安い会社でも20万円くらいでした。そこに渡航などの諸経費を含めると100万円前後はどうしてもかかってしまいます。
それが0円になるというのは、特に複数名採用を検討している企業にとっては大きなメリットです。浮いた採用コストを、他の設備投資や教育費に回すことができました。
ー トータルでの投資対効果はいかがでしょうか?
広川様:
採用コストがかからない分、非常に高い投資対効果を実現できています。深夜帯の人件費削減効果と合わせて考えると、年間で見るとかなりの金額になります。
何より、人材不足で出店を諦めていたような状況から、安定した人員確保ができるようになったことで、事業拡大の可能性も見えてきました。
【将来展望】新店舗展開も視野に、さらなる事業拡大へ

ー 今後の事業展開におけるグローバル人材の位置づけは?
広川様:
近々焼肉店をオープンする予定なんですが、その店舗でも最初からグローバル人材を前提とした運営体制を考えています。
従来は「人が集まらなかったら出店できない」という状況でしたが、今では「この店舗にはこのグローバル人材とこの日本人メンバーで行こう」といった戦略的な人員配置ができるようになりました。
ー コスト面でのさらなる改善の可能性は?
広川様:
接客サービスをある程度割り切った業態であれば、さらに大きなコストメリットが出ると思います。当社でも、セルフオーダーシステムを導入するなど、グローバル人材が活躍しやすい環境づくりを進めています。
作業に関しては本当に真面目で丁寧なので、オペレーションを工夫することで、より高い生産性を実現できると考えています。
【まとめ】業務改善の3つのポイント
1. 人件費の大幅削減
- 深夜帯アルバイト(時給2,500円×1.25倍)→ 社員雇用への転換
- 複数店舗での効果で年間数百万円規模のコスト削減
2. 採用コストの削減
- 従来の人材紹介:30-40万円/人 → ヒトキワ:0円
- 複数名採用でのメリットが顕著
3. 事業拡大の可能性
- 人材不足による出店制約の解消
- 戦略的人員配置による新店舗展開
ー 最後に、業務改善を目指す企業へのアドバイスをお願いします。
広川様:
特に深夜営業や24時間営業の飲食店では、グローバル人材採用は必須になってくると思います。ただし、単純に「安い労働力」と考えるのではなく、彼らが活躍できる環境を整備することで、結果的に大きなコスト削減と安定運営を実現できます。
初期の教育コストや仕組み作りには投資が必要ですが、中長期的に見ると確実に事業に対してポジティブな影響をもたらしてくれます。
以上、ヒトキワ活用事例でした。
グローバル人材採用についてご興味がありましたら、お気軽にお問合せください。