在留カードの更新を忘れても大丈夫?期限切れになったときの対処法

在留カードの更新を忘れてしまい、どうしたらいいか分からず不安に感じている方もいるかもしれません。在留カードは日本に住む外国人にとって、身分を証明する大切なカードです。もし有効期限が切れてしまったら、どうなるのだろうかと心配になりますよね。
実は、在留カードの期限が切れても、焦る必要はありません。
この記事では、在留カードの更新を忘れてしまった場合の正しい手続き方法や、再申請に必要な書類、よくある質問まで、分かりやすく丁寧に解説していきます。
在留カードの期限切れは、早めに対処することがとても大切です。この記事を読んで、落ち着いて手続きを進めていきましょう。
在留カードの更新を忘れた!期限切れでも手続きできる?

在留カードの有効期限が切れてしまったとき、外国人である本人は多くの不安を抱えることになります。ここでは、期限切れが招く可能性のある罰則や影響について解説し、それでも手続きを諦める必要はないことをお伝えします。正しい知識を身につけて、落ち着いて対処していきましょう。
在留カードの更新を忘れてしまったらどうなる?
在留カードの有効期限が切れてしまった場合、日本に合法的に滞在できる在留資格を失うことになりますが、これにより不法滞在とみなされ、強制退去や罰金などの罰則の対象となる可能性が出てきます。
また、在留カードの提示を求められた際に提示できない、日本での就労や新しい雇用に影響が出るなど、日常生活にも大きな支障をきたすことがあります。
有効な在留カードを常に携帯することは、外国人としての義務ですので、期限切れに気づいた際には、できるだけ早く対処を始めることが大切になります。
在留カードの期限が切れた場合の罰則と影響
在留カードの有効期限が切れたまま日本に滞在し続けると、不法滞在としてさまざまな罰則が科されることがあります。
具体的には、一年以下の懲役もしくは禁固または二十万円以下の罰金が科せられる可能性があります。(出典:e-Gov法令検索「出入国管理及び難民認定法」)
また、日本での在留期間が短縮されたり、今後の在留資格の申請に影響が出たりすることもあります。
特に企業に雇用されている場合、在留カードの有効期限が切れたことがわかると、企業としても法的な問題に巻き込まれるリスクがあるため、本人だけでなく企業にも大きな影響を与えます。
期限切れでも再申請はできる?
在留カードの有効期限が切れてしまった場合でも、再申請の手続きをすることは可能ですが、これは「再入国許可」や「みなし再入国許可」などの在留資格を保持している場合に限られます。
期限切れに気づいたら、まずは落ち着いて、最寄りの出入国在留管理局に相談することが第一歩です。
再申請には本人の状況を詳しく説明する必要があるため、なぜ更新を忘れてしまったのか、具体的な理由を説明できるように準備しておきましょう。
在留カードの期限切れはどうすればいい?再申請手続きの流れを解説

在留カードの有効期限が切れてしまい、再申請をする必要がある外国人は、どのような手続きをすれば良いのか不安に感じるかもしれません。
ここでは、出入国在留管理局への相談から必要な書類の準備、申請までの流れを具体的に解説します。本人が落ち着いて対処できるよう、手続きのステップを一つひとつ丁寧に見ていきましょう。
まずは最寄りの出入国在留管理局に相談しよう
在留カードの有効期限が切れてしまったら、まず最初にすべきことは、本人が最寄りの出入国在留管理局に直接出向いて相談することです。
電話やメールでの相談は、個別の状況に対応しきれないことが多いため、必ず本人が足を運んで直接話をしましょう。
その際、現在の在留カードやパスポートなど、身分を証明できるものを持参してください。
担当官に状況を正直に説明することで、今後の手続きについて具体的なアドバイスをもらうことができます。
再申請に必要な書類を準備する
在留カードの再申請には、通常の更新手続きよりも多くの書類が必要となる場合があります。
有効期限が切れたことを説明するための理由書や、外国人本人の身分を証明する書類、在留資格を証明する書類などです。
在留資格の種類や個人の状況によって必要な書類は異なりますので、出入国在留管理局で相談した際に、必要な書類リストを本人が確認することが大切です。
書類に不備があると再申請に時間がかかってしまうため、一つひとつ丁寧に準備しましょう。
再申請の手続きと注意点
再申請の手続きは、通常の在留期間更新と比べて複雑です。
出入国在留管理局で本人が直接申請を行いますが、手続きの際には在留カードの有効期限が切れてしまった理由を本人が説明する理由書を提出することが必要になる場合もあります。
再申請は、本人の状況や在留資格の種類によって審査の時間が異なります。
申請中は、在留カードの代わりに申請時に発行される申請受理証明書を携帯し、身分を証明できるようにしておきましょう。
在留カード更新に必要な書類と手続き方法

在留カードの更新は、有効期限が切れる前に行うことが最も重要です。
ここでは、外国人がスムーズに更新手続きを進めるために必要な書類と手続きの流れを詳しく解説します。雇用されている企業の担当者も、この情報を把握しておくことで、本人へのサポートに役立てることができます。
在留カードの更新手続きはいつからできる?
在留カードの更新手続きは、有効期限が切れる3ヶ月前から申請することができます。
在留期間が短い外国人の場合は、在留期間の半分以上が経過してから申請が可能ですので、余裕をもって手続きを始めることが大切です。
有効期限が近づくと出入国在留管理局が混み合うことがあるため、早めに準備を始めましょう。在留期間の満了日に間に合わないと、本人だけでなく雇用している企業にも迷惑がかかることがあります。
更新手続きに必要な書類一覧
在留カードの更新手続きには、いくつかの書類が必要です。
- 在留期間更新許可申請書
- 外国人本人のパスポート
- 在留カード
- 雇用契約を証明する書類(在留資格の種類による)
- 企業からの在職証明書(在留資格の種類による)
必要な書類は出入国在留管理局のホームページで確認できますが、事前にしっかりと確認して準備を進めましょう。
オンラインでの更新手続き方法(特定の場合のみ)
在留カードの更新手続きは、技術・人文知識・国際業務、特定技能、高度専門職などの在留資格を持つ外国人に限り、オンラインでの申請が可能です。
オンライン申請は、出入国在留管理局に出向く必要がなく、自宅やオフィスから手続きができるため、とても便利です。
オンライン申請の対象者であるかどうかは、在留資格や在留期間、外国人本人の状況によって異なりますので、事前に出入国在留管理局のウェブサイトで確認しておきましょう。
オンライン申請には専用のシステムへの登録が必要となります。
在留カードの更新忘れに関するよくある質問
在留カードの更新に関して、外国人の皆さまから寄せられる疑問や不安を解消するために、よくある質問とその回答をまとめました。永住者の更新や理由書の書き方、ハガキが来ない場合など、具体的なケースについて詳しく説明しています。
Q1.在留カードの更新を忘れた永住者ですが、どうすればいいですか?
永住者の場合でも、在留カードの更新は必要です。在留カードの有効期限が切れてしまうと、本人が不法滞在となる可能性があります。永住者の在留カード更新を忘れてしまった場合、出入国在留管理局に相談し、再申請の手続きを進めることが必要です。永住者の場合は、在留資格を失うわけではありませんが、在留カードがないと本人確認ができず、生活に支障が出ます。
Q2.更新を忘れた理由を説明する理由書は必要ですか?
在留カードの更新を忘れた理由を説明する理由書は、再申請の際に求められることがあります。理由書には、なぜ手続きが遅れてしまったのか、本人の状況を正直に書くことが重要です。病気や事故などやむを得ない理由があった場合は、医師の診断書などを添付すると、より丁寧です。理由書は、出入国在留管理局の担当官が再申請を許可するかどうかを判断する上での重要な書類です。
Q3.更新ハガキが来ない場合はどうすればいいですか?
在留カードの更新時期を知らせるハガキは、出入国在留管理局から届くことがありますが、あくまでも任意で送付されるものです。ハガキが来ない場合でも、在留カードの更新義務はなくなりません。有効期限がいつなのかを本人が把握しておくことが重要です。ハガキが来ないからといって放置せず、有効期限の3ヶ月前から手続きを進めるようにしましょう。オンラインでの確認も可能です。
Q4.在留カードの有効期限が切れたら日本から出国しないといけませんか?
在留カードの有効期限が切れても、ただちに日本から出国する必要はありません。期限切れに気づいた時点で再申請の手続きを進めることが大切です。再申請が許可されれば、在留資格を維持できます。しかし、正当な理由がなく再申請を怠ったり、再申請が認められない場合は、不法滞在となり強制退去の対象となる可能性があります。不安な場合は専門家に相談することも有効です。
Q5.在留カード更新に手数料はかかりますか?
在留カードの更新には、申請手数料として通常4,000円がかかります。この手数料は、申請時に出入国在留管理局で収入印紙で納付することが一般的です。手数料の金額は在留資格や手続きの種類によって異なる場合があるため、事前に最新の情報を確認しておくことが大切です。オンライン申請の場合は、システム上で決済することが可能です。手数料の支払いを忘れると申請が受理されないので、注意しましょう。
まとめ
在留カードの更新を忘れてしまった場合の対処法や手続きの流れについて解説しました。
在留カードの期限切れは、本人だけでなく雇用している企業にも大きな影響を与える可能性があります。
しかし、もし期限が切れてしまっても、落ち着いて正しい手順で再申請を進めることで解決できます。この記事が、在留カードの更新手続きで困っている方の役に立てば幸いです。
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