【2025年最新版】特定技能ビザの試験日程や試験の注意点を紹介

「特定技能試験の日程を知りたい」
「1号と2号のスケジュールは同じ?」
「試験を受けるときの注意点は?」
特定技能試験は外国人労働者が取得しやすい在留資格のひとつですが、試験を担当する法人がそれぞれ異なることから分野ごとに試験日程が異なる場合もあり、スケジュール感を掴むのが難しいという一面もあります。
本記事では特定技能ビザの1号試験・2号試験・さらには国外試験の日程について詳しくまとめますので、最後まで読んでいただけでれば2025年度の特定技能試験のスケジュールをしっかりと把握することができます。
特定技能ビザ1号の試験日程・スケジュール

2025年度の特定技能ビザ1号の試験日程は以下のとおりです。
分野 | 試験日程(日本国内) |
---|---|
全国共通 | 2025年7月1日(火)~7月4日(金) 7月6日(日)~7月11日(金) 7月14日(月)~7月18日(金) |
介護 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 9月1日(月)~9月6日(土) 9月8日(月)~9月14日(日) 9月16日(火)~9月22日(月) 9月24日(水)~9月30日(火) |
ビルクリーニング | 2025年7月1日(火)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月30日(火) |
素形材・産業機械・電気電子情報関連製造 | 2025年7月1日(火)~7月7日(月) |
建設 | 2025年7月2日(水)~7月4日(金) 7月9日(水)~7月10日(木) 7月22日(火)~7月25日(金) 2025年8月5日(火)~8月7日(木) 8月19日(火)~8月22日(金) 8月26日(火)~8月28日(木) |
自動車整備 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月14日(日) 9月16日(火)~9月22日(月) 9月24日(水)~9月30日(火) |
航空 | 2025年7月7日(月)~7月8日(火) |
宿泊 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月6日(土) 9月8日(月)~9月14日(日) 9月16日(火)~9月22日(月) 9月24日(水)~9月30日(火) |
自動車運送業 | 2025年7月1日(火)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月30日(火) |
農業 | 2025年7月1日(火)~7月5日(土) 7月7日(月)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月19日(土) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月6日(土) 9月8日(月)~9月13日(土) 9月16日(火)~9月20日(土) 9月22日(月) 9月24日(水)~9月27日(土) 9月29日(月)~9月30日(火) |
漁業 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月30日(火) |
飲食料品製造業 | 2025年9月14日(日)~9月26日(金) 9月28日(日)~9月30日(火) |
外食業 | 2025年7月4日(金)~7月15日(火) 7月18日(金) 2025年8月1日(金)~8月10日(日) 8月12日(火)~8月20日(水) 8月22日(金) 8月24日(日) 8月26日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月3日(水) 9月5日(金)~9月14日(日) |
林業 | 2025年9月7日(日) |
木材産業 | 2025年7月24日(木) 2025年8月22日(金) |
特定技能ビザ2号の試験日程・スケジュール

特定技能ビザ2号の試験日程は以下のとおりです。
分野 | 試験日程(日本国内) |
---|---|
素形材・産業機械・電気電子情報関連製造 | 2025年7月1日(火)~7月7日(月) |
建設 | 2025年7月2日(水)~7月4日(金) 7月9日(水)~7月10日(木) 7月22日(火)~7月25日(金) 2025年8月5日(火)~8月7日(木) 8月19日(火)~8月22日(金) 8月26日(火)~8月28日(木) 2025年9月2日(火)~9月4日(木) 9月9日(火)~9月12日(金) 9月25日(木) |
自動車整備 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月14日(日) 9月16日(火)~9月22日(月) 9月24日(水)~9月30日(火) |
宿泊 | 2025年7月1日(火)~7月12日(土) 7月14日(月)~7月20日(日) 7月22日(火)~7月26日(土) 7月28日(月)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月9日(土) 8月12日(火)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月6日(土) 9月8日(月)~9月14日(日) 9月16日(火)~9月22日(月) 9月24日(水)~9月30日(火) |
農業 | 2025年7月25日(金)~7月31日(木) 2025年8月25日(月)~8月31日(日) 2025年9月25日(木)~9月30日(火) |
漁業 | 2025年7月1日(火)~7月31日(木) 2025年8月1日(金)~8月31日(日) 2025年9月1日(月)~9月30日(火) |
飲食料品製造業 | 2025年9月14日(日)~9月21日(日) 9月23日(火)~9月25日(木) 9月29日(月)~9月30日(火) |
特定技能試験を受験する際の注意点・ポイント

特定技能試験を受験する際の注意点・ポイントは以下のとおりです。
・実施主体が分野によって異なる
・分野によって2号の在留資格が発行されていない
・海外でも試験が実施される
・日本語能力を証明する試験に合格する必要がある
それぞれの注意点・ポイントについて、詳しく紹介します。
①実施主体が分野によって異なる
特定技能ビザの各分野の試験を担当するのは以下のような法人です。
分野 | 実施主体 |
---|---|
介護 | 株式会社プロメトリック |
外食業 | 一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構 |
宿泊 | 一般社団法人 宿泊業技能試験センター |
飲食料品製造業 | 一般社団法人 外国人食品産業技能評価機構 |
自動車整備 | 一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会 |
航空 | 公益社団法人 日本航空技術協会 |
農業 | 一般社団法人 全国農業会議所 |
ビルクリーニング | 公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会 |
工業製品製造業 | 特定技能外国人剤制度(工業製品製造業分野) |
建設 | 一般社団法人 建設技能人材機構 |
造船・舶用工業 | 一般財団法人 日本海事協会 |
漁業 | 一般社団法人 大日本水産会 |
このように、分野によって担当数人が異なるため、どの法人がどの分野を担当しているのかをしっかりと把握することが大切です。
試験について調べたい場合や申し込み、問い合わせなどは各実施主体のホームーページなどを確認する必要があります。
②分野によって2号の在留資格が発行されていない
特定技能ビザ2号は評価基準が複雑かつ難易度の高い在留ビザとなるため、分野によっては評価制度が整えっていないことや、長期雇用・家族帯同を前提とした外国人労働者の受け入れ体制が整っていない業界もあります。
幅広い分野で特定技能ビザ2号の受け入れが進められていますが、受け入れ人数が限られている場合や、実施の見通しが定まっておらず試験が行われていない場合もあります。
そのため、特定技能ビザ2号を取得して長期在留や家族帯同を目指している方は、就労ビザなどほかの在留資格に変更することも視野に入れることが大切です。
③海外でも試験が実施される

特定技能試験は日本だけではなく海外でも実施されていますので、来日する前に取得することも可能です。
各分野ごとに海外で行われる試験日程は異なりますが、全分野共通で行われる試験もあります。
全分野共通の特定技能1号試験の日程は以下のとおりです。
国・地域 | 試験日程(国外) |
---|---|
フィリピン | 2025年7月1日~7月16日 7月18日 2025年8月1日~8月10日 8月12日~8月20日 8月22日、8月24日 8月26日~8月31日 2025年9月1日~9月3日 9月5日~9月14日 |
カンボジア | 2025年7月2日 7月6日 7月8日 7月11日 7月14日 7月17日 2025年8月5日~8月6日 8月12日 8月15日 8月17日 8月24日 2025年9月1日~9月2日 9月7日~9月8日 9月12日 9月14日 |
ミャンマー | 2025年7月1日~7月18日 2025年8月1日~8月10日 8月12日~8月31日 2025年9月1日~9月14日 |
モンゴル | 2025年7月7日 2025年9月8日 9月10日 9月14日 |
ネパール | 2025年7月1日~7月11日 7月13日~7月18日 2025年8月1日~8月8日 8月10日 8月12日~8月31日 2025年9月1日~9月5日 9月7日~9月14日 |
インドネシア | 2025年7月1日~7月18日 2025年8月1日~8月10日 8月12日~8月16日 8月18日~8月31日 2025年9月1日~9月4日 9月6日~9月14日 |
ベトナム | 2025年7月1日~7月11日 7月13日~7月15日 7月17日~7月18日 2025年8月1日 8月3日 8月5日~8月10日 8月12日~8月15日 8月18日~8月19日 8月25日~8月26日 2025年9月3日~9月9日 |
タイ | 2025年7月5日 2025年8月4日 2025年9月4日 9月6日 9月11日 |
インド | 2025年7月3日~7月4日 7月10日~7月13日 7月18日 2025年8月1日~8月2日 8月8日~8月10日 8月12日 8月22日~8月23日 2025年9月5日~9月6日 9月10日 9月12日~9月14日 |
スリランカ | 2025年7月1日~7月9日 7月11日~7月18日 2025年8月1日 8月4日~8月7日 8月9日 8月12日~8月16日 8月18日~8月31日 2025年9月1日~9月4日 9月6日 9月8日~9月14日 |
ウズベキスタン | 2025年7月13日~7月17日 2025年8月24日~8月28日 2025年9月10日~9月12日 9月14日 |
バングラデシュ | 2025年7月5日 7月7日 7月10日 7月12日~7月16日 2025年8月24日~8月28日 8月30日 2025年9月1日~9月4日 9月6日 |
④日本語能力を証明する試験に合格する必要がある
特定技能1号を取得する場合、技能試験だけではなく日本語能力を証明する「日本語能力試験(JLPT)」や「国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)」などの試験に合格することも要件に定められています。
それぞれの比較は以下のとおりです。
項目 | JLPT(日本語能力試験)N4 | JFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)A2 |
---|---|---|
運営機関 | 国際交流基金・日本国際教育支援協会 | 国際交流基金 |
目的 | 日本語の総合的な理解力を測定(読む・聞く中心) | 日常生活・職場での実践的な日本語運用力を測定 |
レベルの目安 | 基本的な日本語を理解できる(ゆっくり話せば日常会話が可能) | 身近な話題で簡単なやり取りができる(買い物・道案内・職場指示など) |
試験形式 | マークシート方式(紙) | コンピュータ方式(CBT) |
出題分野 | 言語知識(文字・語彙・文法)、読解、聴解 | 文字・語彙、会話・表現、聴解、読解 |
合格基準 | N4レベルの総合得点+各分野の基準点を満たす | 250点満点中200点以上 |
実施回数 | 年2回(7月・12月)※国によっては年1回 | 年に複数回(国・地域ごとに設定) |
結果通知 | 試験後 約1〜2か月後 | 試験終了後すぐ画面表示(公式証明は後日) |
受験可能国 | 日本を含む90カ国以上 | 日本、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど |
受験料(目安) | 約6,500円(国・レベルにより異なる) | 約7,000円(国により異なる) |
難易度感 | 文法・読解問題が多く、机上学習型。会話力は直接測らない | 実生活の場面を想定した問題が多く、会話・聴解重視 |
特定技能での位置づけ | N4以上で要件クリア | A2以上で要件クリア |
特定技能2号の要件には日本語能力について定められていませんので、新たに資格を取得する必要はありません。
特定技能試験に関するよくある質問
特定技能試験に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
Q1.特定技能試験は年に何回ありますか?
特定技能試験は年に複数回あり、国内外で試験が行われるため、試験受験のチャンスはたくさんあります。
年度によっても試験実施日は異なりますので、出入国在留管理庁が運営する「特定技能総合支援サイト」などで最新情報を確認しましょう。
Q2.特定技能2号の合格率は?
特定技能2号の合格率は分野によって大きく異なります。
合格率の比較的高い製造や飲食系は50%前後になることが多いですが、合格率の低い宿泊や漁業は5%前後になることが多いです。
また、特定技能2号は実務経験によって合格率が大きく異なるため、実際の合格率より狭き門になることもあります。
まとめ|特定技能試験は国内外で行われるため選択肢が多い!
本記事では、特定技能試験の日程や注意点などについて詳しく紹介しました。
特定技能試験は国内外で行われ、試験日程も多く設定されていますので選択肢が多く、ご自身のスケジュールに合わせて日程を選ぶことができるはずです。
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